外国で就職先は決まったけど、野宿生活になりかけた話♩¨̮⑅

昨日の記事の続きです♩¨̮⑅
前回の記事では就職の為に引っ越し、新天地に到着するなりコロナの影響でインターネットも洗濯機も無しに生活していたお話をご紹介しました ◟̽◞̽  ༘*

今回はお仕事の開始日程が決定し、急いで新しい街のアパートを探した時の事について記していきたいと思います💡

ブログを始めた当初からこの話題はいつか必ず記事にしたいなぁ、とは思っていたのですが、書きたい事が沢山ありすぎてなかなか追いつかなかず、ようやく念願叶って嬉しいです☆
そしてなんだか胸騒ぎがしてメールをチェックしてみると、職場から契約開始の連絡が来たのがちょうど一年前の今日でした…ちょっと怖いくらいですw˖◛⁺˖　

一年前の今日から人生がガラッと変わった日でもありますので、今日は一年記念という事でお祝いなんかしてもいいのかな♡

一年前の今日…

2020年1月15日、今の職場の支配人の方から一本のお電話を頂きました。
内容は "3月頭から働きに来れるか"との内容でしたが、私は正直、嬉しいよりも先に頭の中が真っ白でプチパニック状態でした。まず一番最初に考えたことは、それまでに入っている別のお仕事をしながらアパートを決めて、ビザの変更の手続きまで終わらせて、お引越しも…無理でしょ（笑）
電話口でお答えしたのは思った事をそのまま、しかし丁寧に
"全ての事務手続きが完了次第、喜んで始めたい"と。

家族旅行でオーストリアのアルプスに囲まれたリゾート地として有名な自然豊かな所へ行ってきました(2019.夏)

採用試験

この就職先にご縁があったのはさらに一年の月日を遡って、2019年の1月に採用の試験がありました。募集枠は2人、そしてその試験に訪れたのは書類選考を通った約30人。

その場に来れただけでも、自分を試せるチャンスを頂けた事に感謝でしたが、当日は一次審査、二次審査、三次審査とあり、時計を見た時にはすでに7時間が経過していました。最終選考の三次審査に残っているのはたった4人。。。私が経験した事のある普通の審査なら、どんなに長くても3時間あれば終わるはずなのに、今思い返しても疲れがどっと復活するほどの長期戦でした。空腹感すら感じなかったくらい。。。

結果、名前を呼ばれたのはそこの職場ですでに契約社員として働いていた方と、副業のお手伝いとして入って働いていた方々に決定しました。私の名前は残念ながら最初には呼ばれなかったのです。しかし結果発表後に私にも説明があり、私の試験内容の実力と、1人の人間として面白いと思ってくださった方々が、募集2枠だった所に私もねじ込んでくれたそうです。
さすがに既にそこの現場で働いて、経験と実績がある方々にはどう転んでも勝てる気はしなかったのですが、本当に有り難いお話でした。
今、同じグループで同僚として一緒に働いている人たちが私をねじ込んでくれた人達なんだと思うと、彼らを見るたびにニンマリしてしまいます…変な意味では無く（笑）

私はお仕事があったのですが、両親は連日ハイキングを楽しんでいた様です♡

アパート探し

試験から約１年後の1月中旬にお仕事開始についての説明が電話でありましたが、2月は2週間ほどホテルに滞在しての遠方でのお仕事が決まっていてキャンセルは出来なかったので、お仕事の傍らアパート探しです。

前の町から新しい町へは直線距離で約387kmの大移動で、気軽に内見をしに行ける様な距離ではありませんでした。どこでもドアを懇願しました。

私の職場のあるオーストリアでは、アパートを探す時に不動産屋さんに頼んで、条件に合うアパートを探して、内見をして…というシステムではなく、
不動産のホームページを自分で見て探す方法もありますが、私が知っている多くの場合は個人的に入居者を探している方が書き込んでいるサイトに行って個人的に連絡を取る、というシステムになっており、不動産屋さんのホームページには残念ながら選べるほどの物件や情報はほぼ載っていません。住みたい町や時期にもよるかもしれませんが、どちらかというとアパートやお家の購入の情報がメインかもしれません。

私は学生時代に一度既に引越しを経験済みで、今回は迷う事なく大家さん•入居者を探している方が書き込んでいるサイトの方からチェックを始めて、とにかくスピード勝負で準備をしなければならなかった事も相まって、そのサイトに載っている全てのアパート、30件ほど全て問い合わせをしました。
内見すらもさせて頂けないお断りのメールを沢山貰い、さすがにイライラと焦りが募ってきて、断られた同じアパートに偽名(本名をドイツ語訳にしてそれっぽくした名前ｗ)を使ってもう一度問い合わせをした所、同じ大家さんからポジティブなお返事をいただき、仮契約まで進んだ所で私の旅券のコピーと収入証明書を送った所で"入居者が別に先に決まりました"と断られた所も数件ありました。(※この方法を推奨しているわけでは全くありません)

私の体験による私の推測ですが…
公にはしていませんが、もしかしたら何かトラブルがあった時にしっかりと(母国語で)コミュニケーションが取れる人に入って貰いたい、と思っている方も少なくはないのかもしれません。もう何年もこちらに住んで、論文も書いて大学院を卒業しても、外国人は一生外国人のままだと思い知らされます。

留学を考えている方でなかなかアパートが見つからない、と思っている方々は少なくないかもしれませんが、まだまだこんな苦労は残念ながら序の口ですꉂ ◟⌓̈⃝◞

結果、内見までたどり着けたアパートが2つで、一つのアパートからは大家さん(イタリア人)から断られてしまい、唯一残ったアパートが今入居した所でした。

ちなみに最後のアパートにも断られたら、無事に就職出来たとはいえ、いきなり野宿かホテル暮らしをせざるを得なかったので、内見の予約を取る時に"どうしても入居させて欲しい！お部屋を見なくても入らせてもらいたい！"と懇願し、そしてもう20件以上に断られているとの事をお伝えし、やっとokを頂きました⸜(๑’ᵕ’๑)⸝
アパートもご縁ですかね。。。結局こんなに大変な思いをして探したのに、決まった所は職場まで徒歩6分の所です☺︎♪

ちなみに頑張ったけどご縁が無かった物件は、
今のアパートより家賃は高かったし、立地も職場から遠くなるので、
紆余曲折ありながらも今のアパートに入居出来て最高でした☆★

というわけで...

お仕事開始が決まって一年記念を、近所のパン屋さんで超甘党の彼と選んだクラプフェン(中にジャムやクリームが入ったドイツの揚げパン)と一緒に、グムンデンのお皿(オーストリアの有名な陶器のメーカーです)に乗せてお祝いしたいと思います♡
ちなみにバニラとラズベリー…だったと思います (๑⃙⃘´༥`๑⃙⃘)。
運ぶ時に割れてしまったバニラの方。。。味は変わらないでしょう！多分★適当☆